いいかげんにしやがれ、この野郎!このクソ暑い時に何回イライラさせやがるんだ!おまけに人が腹の底から怒ってる前で、心底涼しそうにしやがって。だいたい何だぁ?そのけったいな機械は。おまえ、学校で何を習ってきてやがる。「身近にあるエネルギー」が宿題だ?つまんないことを習ってくるんじゃねえ!ちんたらちんたら生きてたら、人間が小さくならぁ!だいたい人様の力で自分だけ楽しようって、その根性が気にくわねぇ。てめぇ自身が汗水たらして、親兄弟を楽させろってんだ。カカァまで、何やってるんだ!子供の浅知恵に乗っかるようなことするな!まったくどうなってんだ。どいつもこいつも。頭と顔から湯気が出そうだぜ…。バカヤロウ!人の頭の上で湯を沸かそうとするんじゃねえ!
【作】 小林徹也 京都精華大学芸術学部 マンガ学科カートゥーン・マンガコース3年生
【評】 ヨシトミヤスオ 京都精華大学芸術学部・ 教授