1998年
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 「未来派ガーデニング」



砂も月夜も踏み越えて…美的センスは日々鍛錬!

「先生、こんなものでいかがでしょう。美しかった20世紀の中でも、ことさらに美しかった日本の四季。そしてその風景を彩っていた植物達への憧れがこの作品のテーマです。花器には水の聖獣『駱駝』を用いました。南北に長かったと言われる日本列島ですから、さぞ多種多様な植物が手に入ったんでしょうね。なのに今の私達は、こうしてモニターの中でしか華道の精神を学べない。バーチャルシステムの進化で匂いや感触を体感できるとはいえ、やはり本物の持つ危ういはかなさには到底及びつきませんわね」「お気持ちはわかりますが、今回も技術的に不合格です。ハイ、リセット」ピー、プツッ!

【作】
谷村耕太郎

京都精華大学芸術学部
マンガ専攻4年

正直に言うと、まだこれといって地球環境問題を身近には感じていないんです。これからぼちぼちってとこ。でも悲観的には考えたくないな。人類の力と可能性を信じたいですよ。

【評】
ヨシトミヤスオ

京都精華大学芸術学部・
教授

このラクダ、まるで石像みたいだナ。デッサンに問題ありだけど、この場合はそんな鉱物的な質感がかえって不気味さを感じさせる。でもしつこい様だがデッサンは大切だヨ。
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