だからオレは火星や月のヤツに言ってやったんだよ。ちやほやされてるのも今のうちだけだってね。宇宙ステーションだ、月牧場だと地球人は計画してる。そしてその時こそ、オレはお払い箱ってわけだ。緑の地球だの青い星だの言われて、出せるものみ~んな、人類の発展に注いだ。ああ、何でもいいや。もう一杯飲んだら帰るよ。たとえ無用と言われても、オレは地球として最後まで働きたいからね。
【作】 田島可奈 京都精華大学芸術学部 マンガ専攻3年
【評】 ヨシトミヤスオ 京都精華大学芸術学部・ 教授