すばらしい!今回の研究協力者の諸君は過去最高のエネルギーを放出しておる。見たまえ、この肉躍る景色を。機械が壊れんばかりに走りこんでおるではないか。この勢いなら彼らは2週間もせずに平均体重になろうし、伸び悩んでおったヒューマン電池のエネルギー値もかなりあがるのではないかな。この研究が軌道にのって採算があえば市場に出せる。クリーンエネルギーの新顔として消費者に喜んで迎え入れられるに違いない。何といってもエネルギーを出す人間と使う人間、双方にメリットがあるんじゃからな。あんまり広がりすぎて、地上から肥満人がいなくなると困るんだが…。まあ、大丈夫じゃろ。さて、今日の昼食は分厚いトンカツでも食うかな。
【作】 辻田 幹子 京都精華大学芸術学部 マンガ学科カートゥーン・マンガコース3年生
【評】 ヨシトミヤスオ 京都精華大学芸術学部・ 教授