アカン!神さん、はよ帰ってきてぇな。この地球いう星、むちゃくちゃ緑の消費早いがな。わしも長いこと星の寿命はかってるけど、こんな星初めてや。たいがい自己浄化するのにえぇ条件揃えときながら、なんでこない緑が減るねん。ははぁ、やっぱり人間がバランス崩してんのやな。そやし人間はあかんて言うたのに、神さん、自分と同じ姿やからつい甘い顔してしもたなぁ。でももう、そんな悠長なこと言うておれん。最後の緑が落ちたら、この星二度と復活せえへん。。なんや、わしの下半身もジワジワ熱ぅなってるし。こら神さんの帰り待っとれんわ。自力で、ウンショ!ひっくり返ったる!こけて割れたら、人間さん恨みまっせぇ!
【作】 高森 景子 京都精華大学芸術学部 マンガ学科カートゥーン・マンガコース3年生
【評】 ヨシトミヤスオ 京都精華大学芸術学部・ 教授