この穴は5年前に突然あいた。世界中のえらい人達は、この穴の外にゴミを全部捨てちゃおうって言ったけど、誰かが「あれは人間が地球を大事にしなかったから空いた穴だ。」って皆に呼びかけて大反対したの。それから人間は地球を汚さないように気をつけ始めた。それで空も空気も地球も少しずつきれいなって来たの。もうこの穴はいらないね。人間は大切なことに気づいたんだもの。
【作】 沖中泰子 京都精華大学芸術学部 マンガ専攻3年
【評】 ヨシトミヤスオ 京都精華大学芸術学部・ 教授