2004年
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 「観察させてね」

夏には夏のエコロジー。今日ものびのび、自然体。

 今年の夏休み、私はずっとおじいちゃんの田舎で過ごしました。おじいちゃんの畑は発電ヒマワリを栽培しています。毎日毎日観察していると、その蓄電量にとても波があることがわかりました。電池になる種も、大きいのや小さいのがあってバラバラです。おじいちゃんにどうしてなのか聞いてみると、「街にいるときれいに揃った電池しか見ないから不思議だろうけど、自然というのはそういうものなんだ。発電ヒマワリが持ってる生命力と太陽だけで作ってるんだから。小さい種電池はうちで使うから大丈夫だよ」と答えてくれました。それを聞いて、私はもっともっと電気を大事にしようと思いました。おわり。


【作】
太田朝子

京都精華大学芸術学部
マンガ学科カートゥーン・マンガコース4年生

小学校の頃の夏休みの宿題って妙によく覚えていたりしませんか? 作文とか自由研究とか。地球がもっと暑くなったら、夏休みってなくなっちゃうかも。ちょっとつまんないですよね。

【評】
ヨシトミヤスオ

京都精華大学芸術学部・
教授

さらっと描いているような作品だけど、力があるね。のびやかでとてもうまい。アイデアは割とよくある平凡なものなんだけど、絵のうまさでいい作品に仕上がっているんだなあ。
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