2001年
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 「戻られへんの?」

究極のアナログ時計、地球を憂う。「誰かとめてや!」

 アカン!神さん、はよ帰ってきてぇな。この地球いう星、むちゃくちゃ緑の消費早いがな。わしも長いこと星の寿命はかってるけど、こんな星初めてや。たいがい自己浄化するのにえぇ条件揃えときながら、なんでこない緑が減るねん。ははぁ、やっぱり人間がバランス崩してんのやな。そやし人間はあかんて言うたのに、神さん、自分と同じ姿やからつい甘い顔してしもたなぁ。でももう、そんな悠長なこと言うておれん。最後の緑が落ちたら、この星二度と復活せえへん。。なんや、わしの下半身もジワジワ熱ぅなってるし。こら神さんの帰り待っとれんわ。自力で、ウンショ!ひっくり返ったる!こけて割れたら、人間さん恨みまっせぇ!


【作】
高森 景子

京都精華大学芸術学部
マンガ学科カートゥーン・マンガコース3年生

いくら地球にやさしい商品を購入してリサイクルに励んでも、やっぱり人間は便利さを追求して、そのためのエネルギーを消費してしまう動物なんだという矛盾を描いてみました。

【評】
ヨシトミヤスオ

京都精華大学芸術学部・
教授

残念ながらアイデアは平凡だったね。さるイギリスの著名漫画家も、マンガはアイデアが命だと言っている。日頃から物事をじっくり観察して君だけの「独創性」を養っていこう。
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