1995年
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 「2038年 彼岸」



「親の因果が子に報い」、地球の汚染も代々つづく。

やれやれ。まだ私のひいおじいちゃんの時代に手ェうっとけばこんなことにならへんかったのに。えらい地球も汚れてしもて、今さら私らがどうしたところで、どうせ地球はあかんようになるんやろな。そのころは、私もこのお墓の中やろからかまへんけど。そんなん昔の人のせいで私らの責任ちゃうし、ほんま。せめて1900年代の
うちに1人1人気ィつけられへんかったんやろか。それとも私らの孫の時代にはなんとかなってるんやろか…。

【作】
尾関明日香

京都精華大学大学院
1回生

どこまでいっても地球環境問題に無責任な人間の内面を、先祖のお墓参りで表現してみました。やっぱり絵のレベルをもっと上げないとダメですね。

【評】
ヨシトミヤスオ

京都精華大学芸術学部・
教授

「マンガ」としては文句なしに笑えてしまう作品だな。でも、このページのテーマとしてはもう少し具体的な環境問題に迫ってほしかったな。
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